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転職で海外勤務にあこがれました

転職して海外で働きたいというのは、若者であれば抱く夢ではないでしょうか。
そんなとき、真っ先に可能性を高めてくれるのは、海外青年協力隊です。
よくポスターが貼られています。
エリートが転勤するような大都市ではなく、アフリカや中東、アジアなどの地方都市に派遣されています。
私もこの隊員を目指すべく受験をしました。
ペーパーが合格し、隊の服装の寸法合わせに呼び出されました。
ここまでくれば合格だと考えていたのです、結果は不合格でした。
転職が失敗した瞬間でした。
なぜ採用とならなかったのかを後に冷静に考えてみました。
応募したのは、日本人教師です。
しかし、自分は教員養成課程卒でもなければ、教員免許状も持たない、ただの社会人くずれでした。
学歴はそこそこあったにしても、一度社会のレールからはずれ、なおかつ資格を持っていない人は、転職で不利なのだと自覚しました。
その後、教員の資格をとり、本物の先生となりました。
今となっては、資格のないまま理数科教師でアフリカに行っても、現地の子ども達に失礼だったなと考えています。

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